インサイダー取引について

インサイダー取引とは、事前に取得した情報をもとに株式の売買を行うこと。

内部者取引(ないぶしゃとりひき、「インサイダー取引(インサイダーとりひき;insider trading)」ともいう)とは、

1. 会社の内部者またはそれに準ずる者が行う、自社株などの取引のこと。
2. 1.の中でも特に、会社の取締役、従業員、その他会社の重要な情報(内部者情報)にアクセスしうる者(内部者)が、その情報の公表前に行う、当該会社の株券その他の証券取引のこと。一般には、これを指して特に「内部者取引」または「インサイダー取引」とよばれることが多い。

インサイダー取引で話題になったのは通称村上ファンドの村上代表である。

もともとライブドアがニッポン放送株を立会外取引で大量取得した2005年2月8日以降、
村上ファンドはあまりにもタイミングよく株を売却し大儲けしていたため
「事前に情報を得ていたのではないか」という疑惑を持たれていました。
証券取引法では、公開株の5%以上を買い集める行為はTOB(株式公開買い付け)に準ずるとして、
買い集め情報を入手した者(ここでは村上代表)が情報公開前に株を購入することをかたく禁じています。
村上代表は逮捕前の2006/06/05午前11時、記者会見を開き、ライブドア前取締役の宮内亮治被告から
「ニッポン放送株の『公開買い付けをやりたい』という言葉を聞いてしまった」とインサイダー取引を認め、
投資事業から引退すると明言しました。そして、2006/06/05午後、東京地検特捜部は証券取引法違反容疑で、村上氏を逮捕しました。