株式市場に影響を及ぼしたニュース報道 2006年4月 日米欧金利が一斉に上昇、ソニー業績見通し発表

≪日経平均株価/始値1万7,333円→1万6,906円≫

3月に量的緩和が解除され、「次はゼロ金利の解除」と騒がれたのがこの時期。
長期金利の指標である新発10年物国債の利回りが一時1.9%と1年10ヶ月ぶり
の高水準となった7日、日経平均は年初来高値の1万7,563円をつけました。

しかし、金利上昇は一般的には株価下落をイメージさせます。株価は徐々に下
落し、24日には日経平均株価が急反落、終値は前週末比489円安の1万6,914円
となりました。

加えて、復活期待のあったソニー(6758)が、07年3月期の連結業績見通し営
業利益を、市場予想を大きく下回る1,000億円(前期比48%減)と発表するな
ど、これまで好調だった企業業績に不透明感が漂い始めたことも株安に拍車を
かけました。